昨今、生活の中に身近となったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)。
LINE、Facebook、Instagramなど、様々なサービスがあります。
そのSNSの中で、今回はTwitterというプラットフォームに広告を配信することができるTwitter広告についてご紹介していきたいと思います。
- Twitter広告とはどういうものなのか
- 既存の広告媒体だけではコンバージョン数が頭打ち
- CPA改善を行うために新しい打ち手を探している
このようなお考えをお持ちの方には、参考になるかと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。
目次
- 1.Twitter広告とは
- Twitter広告の特徴
- Twitter広告の活用方法
- まとめ
1.Twitter広告とは
Twitter広告は、国内での月間利用者4,500万人以上を誇るTwitterに配信できる運用型広告になります。
国内での月間利用者が4,500万人と、国内の主なSNSの中ではLINEの8,400万人に次いで多く、Facebookよりも多くのユーザーが利用しているということで、リーチ力は高いといえるでしょう。より多くのユーザーに広告を配信することが可能であるため、SNS広告の実施を検討しているのであれば、選択肢の1つになりうるでしょう。
広告の主な配信方法は、プロモアカウント、プロモツイート、ファーストビュー・プロモトレンドの3種類があり、Twitter広告というとこのうちのプロモツイートがよく見かけるツイート形式の広告になります。
課金形態に関しては、プロモアカウントは、コストパーフォロー(CPF)というフォロワーが増えるごとに課金される成果報酬のような課金形式であり、ファーストビュー・プロモトレンドに関しては、純広告のように配信掲載枠を買い取る形式になっています。
プロモツイートに関しては、目的別課金モデルという形式を採用しており、広告配信の目的によって課金形式を選択することができます。
2.Twitter広告の特徴
Twitter広告の特徴には主に以下があげられます。
- イメージ想起させることが得意
- 詳細なターゲティングが可能
- 拡散性が高い(二次拡散が期待できる)
順に説明していきます。
◆イメージ想起をさせることが得意
Twitterの公式ホワイトペーパーによると、月に1回利用しているユーザーのおよそ55%がTwitter上で見かけた飲み物を買ってみようと思うことがあると答えたといいます。
Twitterは、日常的に起きたできごとをつぶやくようなアプリになりますが、自分がつぶやくことはもちろんのこと、他のユーザーがつぶやいた内容も見ることができます。
他のユーザーがつぶやいた内容を見ることができることから、Twitterはただたんにつぶやくアプリではなく、情報収集をする検索ツールとして利用されている側面もあります。
そのため、あるユーザーが商品やサービスについてつぶやいたことで、他のユーザーに対して認知的な役割を果たし、そのユーザーがその商品やサービスを利用したいと考えた場合に比較検討対象として想起されやすくなります。このことからTwitter広告はイメージ想起をさせることが得意という性質を持っていると考えられます。
◆詳細なターゲティングが可能
Twitter広告では、様々なターゲティングが可能となっております。
興味関心ターゲティング、キーワードターゲティングといった他の広告媒体でも見かけるようなものから、フォロワーターゲティング、ツイートエンゲージャーというようなTwitterならではのターゲティング手法もあります。
⇒フォロワーターゲティングについて詳しく知りたい方はこちら
このような豊富なターゲティングを組み合わせることで詳細なターゲティングを行うことが可能となっております。
◆拡散性が高い(二次拡散が期待できる)
Twitterでは、いいねやリツイートといった機能があり、あるとくていのつぶやきに対して上記のいいねやリツイートといったアクションをとることができます。
そして、このいいねやリツイートされたつぶやきは、このアクションを行ったユーザーをフォローしているユーザーにも表示されるため、またそのフォローしているユーザーがいいねやリツイートを行うとまた次のユーザーにといった具合に拡散されていきます。
更に、このいいねやリツイートといったアクションが取られた場合、その次のユーザーが広告をクリック、いいねやリツイートを行った場合には課金がされません。
つまり、拡散されればされるほど、広告にかける金額が少なかったとしても多くのユーザーに広告配信を行うことができるということになります。
この特性をうまく活かすことができれば、コンバージョン単価(CPA)を抑えることができます。
3.Twitter広告の活用方法
Twitter広告は、多くのターゲティング方式があるため、目的に合わせてそのターゲティングを設定し、プロモツイートの内容を
- 検索広告として活用
- アプリインストール広告として活用
順に説明していきます。
◆検索広告として活用
Twitterはつぶやくといった使い方のみならず、情報収集のために検索ツールとして使われているという側面があるということは先に述べました。
そのため、キーワードターゲティングを設定することにより、検索広告のような活用ができます。
リスティング広告との違いは、リスティング広告では反応する検索語句の違いにあるといえます。
リスティング広告では、既に顕在化しているニーズに対して想定されるキーワードを設定して配信しますが、Twitterではそういったキーワードのみならず、つぶやきをベースにしたキーワードにおいても広告を配信することができます。
例えば、「おなかすいた」というつぶやきや「暇だなぁ」というつぶやきがされた場合に対してもTwitterでは広告を配信することができます。
おなかすいたというつぶやきに対して、飲食店や軽食など広告を配信することができれば第一想起に繋がる可能性をあげることもできますし、暇だなぁというつぶやきに対してアプリの広告を配信すればインストールしてもらえる可能性が高くなることも考えられます。
このようにTwitterならではのキーワードを設定することで検索広告としての活用ができます。
また、競合の商品名や競合他社名のキーワードを設定することで認知を行うことも有効です。
リスティング広告で競合の商品名や競合他社名のキーワードに入札する場合は、クリック単価が高くなってしまったり、そもそもニーズが顕在化している可能性が高いため、コンバージョンに繋がりにくい傾向があります。
しかし、Twitterの場合に関しては情報収集のために検索行動がなされているため、あえてそのキーワードを設定することで代替案を提示することが可能となります。
◆アプリインストール広告として活用
アプリのインストールを促す広告は、Twitter広告以外にもGoogleDisplayNetwork(GDN)やLINE広告でも行うことができます。
⇒LINE広告についてはこちらも参照ください
Twitterでアプリインストール広告を行うメリットとしては、インストール率と課金率が高いことがあげられます。
Twitter自体がモバイルアプリとして利用されているということから、モバイル向けのアプリとの親和性が高いと考えられます。
実際にTwitterが行った調査によると、Twitterを利用しているユーザーとそれ以外のインターネットユーザーでの課金状況は、Twitterを利用しているユーザーが約21%、それ以外のインターネットユーザーが5%と4倍近い差があり、Twitterを利用しているユーザーのほうが課金する確率が高いという結果になったとのことです。
アプリはインストールされるものの課金されないことが多く悩んでいるという場合には、有効な選択肢になりそうです。
また、そのアプリの内容が良く、ユーザーがその広告に対していいねやリツイート、アプリの感想をコメントした場合、拡散されることも考えられます。前述しましたが、拡散されたものに関しては、広告費用がかからないため、費用対効果があがることも十分に考えられるため、アプリのインストール促進を行っていきたいと考えているがまだTwitter広告を始められていない方は検討することをおすすめいたします。
4.まとめ
Twitter広告の概要や特徴、活用方法についてご紹介いたしました。
若年層へのアプローチ力が高いのはもちろんのこと、ターゲティングの種類も豊富であり、キーワードターゲティングにおいてはTwitterのつぶやき機能を活かしたアプローチも行うことができるといった点で、新しい広告媒体を導入する場合には良い選択肢といえるのではないでしょうか。
既存の広告媒体のみではコンバージョン数が伸び悩む、そもそもコンバージョンそのものが出ないため新しい広告媒体に挑戦してみたいといった方は、ぜひこの機会にご検討されてみてはいかがでしょうか。
弊社では、Twitter広告はもちろんのこと、リスティング広告、その他のSNS広告など運用型広告全般を取り扱っている実績がございます。
お悩みや課題をお持ちの方は、無料でご相談を承っておりますので、お気軽にご相談いただければと思います。