日々、売上向上のため、新規顧客の獲得や既存顧客へのアフターフォローなど営業活動を行っていることと思います。
そういった営業活動の中でも、新規顧客の創出はそう簡単ではなく、色々な方法を模索されているケースも多いのではないでしょうか。
- 集客を行うのに何かいい方法はないか
- 費用対効果の高い集客を行いたい
今回は、このようにお悩みをお持ちの方へ、集客と相性が良いGDN(GoogleDisplayNetwork)が持つターゲティング機能であるアフィニティとインテントについてご紹介していきたいと思います。
目次
- アフィニティとインテントについて
- アフィニティとは
- インテントとは
- 自分でカスタマイズすることも可能
- キーワードによるカスタマイズ
- URLによるカスタマイズ
- オーディエンスインサイト
- まとめ
1.アフィニティとインテントについて
まず、ここではアフィニティとインテントについて説明していきたいと思います。
アフィニティとインテントは異なるものですが、共通する点としては、どちらもオーディエンスターゲティングという《人》をターゲティングする手法となります。
集客や宣伝を行ううえでこの機能を活用する場合には《どういった人に対して広告を配信したいか》を考えたうえで活用しましょう。それでは、細かい違いについて見ていきたいと思います。
◆アフィニティとは
まず、アフィニティからになりますが、アフィニティとは《ユーザーの興味・関心や習慣》を意味します。
ユーザーが持つ興味・関心をカテゴリ化したものがGDNの中にあります。
どのようなものがあるかというと、大きいカテゴリでは、スポーツ・フィットネスやフード・ダイニング、美容・健康のようなものがあり、更にこのカテゴリが細分化されたものがあります。細分化されるとフード・ダイニングの場合は、グルメ、カフェの常連、頻繁に外食といったカテゴリとなり、より細かいターゲティングが可能となります。
このようなカテゴリが全部で100個以上用意されており、この中から広告配信を行う際に適しているものを選び、その対象となるユーザーに対して配信を行うことが可能なのがアフィニティを活用したターゲティング配信となります。
◆インテントとは
次は、インテントについてですが、インテントとは《購買意欲の強いオーディエンス》を意味します。ユーザーが積極的に調べている情報などをもとにそれぞれカテゴリ化されています。
大きいカテゴリにはアパレル・アクセサリ、教育、不動産のようなものが20個以上あり、これらにも細分化されたカテゴリが用意されています。
こちらも細分化すると100以上のカテゴリがあり、そのなかから選択することができます。
インテントは、購買意欲の強いオーディエンスという意味を持っていることもあり、アフィニティに比べると顕在層寄りのユーザーに対して配信することができます。
アフィニティとインテント、両方に言えることですが、使用するカテゴリが細かいほど詳細なターゲティングを行うことが可能となりますが、条件を絞りすぎると配信ボリュームが少なくなってしまったりすることもあるので、そういった傾向が見受けられた場合には、カテゴリを大きくするなどして対応すると良いでしょう。
2.自分でカスタマイズすることも可能
アフィニティにしてもインテントにしても、数多く用意されたカテゴリから選択することが可能であります。
しかし、数が多く用意されてはいるものの、自分が選びたいと思うようなカテゴリがないといったこともあると思います。
そのような場合、《自分でカスタマイズすることも可能》となります。このカスタマイズして自分で作成するオーディエンスリストをカスタムアフィニティオーディエンス、カスタムインテントオーディエンスと呼びます。
カスタマイズする指定方法については、キーワードによるもの、URLによるものがあげられます。また、自分でカスタマイズするものではないですが、広告配信を通じて溜まったデータをもとに自動でオーディエンスリストを作成する機能であるオーディエンスインサイトから選択するといった3つの方法があります。
◆キーワードによるカスタマイズ
まず1つ目のキーワードによるカスタマイズです。
用意されているカテゴリの中に自分が選びたいと思うカテゴリがなかった場合に、キーワードを入力することで、そのキーワードをもとに興味・関心があるオーディエンスリスト、購買意欲が強いオーディエンスリストを作成する方法です。
このキーワードには、自社の商品・サービスに直接関連のあるキーワードや、商品・サービスが解決できそうな悩みやニーズに関連したキーワードを入れるとよいでしょう。
また、自社の商品・サービスに競合がいるような場合、その競合の社名などを入れることが有効なケースもあります。
◆URLによるカスタマイズ
2つ目は、URLによるカスタマイズです。
こちらも考え方はキーワードによるカスタマイズと同じです。
広告配信に使用するランディングページのURLや自社の商品・サービスに関連のありそうなウェブサイトのURL、競合のウェブサイトのURLを入れることでオーディエンスリストを作成する方法です。
キーワードによるカスタマイズ、URLにカスタマイズ、両方を掛け合わせることも可能です。
カテゴリが用意されていない分、実際にキーワードとURLを入力してみたら配信できると考えられるオーディエンスリストの数が少ないといったこともあり得ます。
そのような場合には、オーディエンスリストを拡張していくことが重要となるため、掛け合わせ、リストを拡張していきましょう。
◆オーディエンスインサイトから選択する
3つ目は、オーディエンスインサイトから選択する方法です。
こちらは上記2つとは違い、自分で何かしらの項目を入力し作成するものではありません。
オーディエンスインサイトとは、《オーディエンスリストの分析を行える機能》となります。
Web広告を配信していくうえで、オーディエンスリストは複数作るのが一般的です。
例えば、一度自社のウェブサイトに訪れたユーザーを集めたリマーケティングリストやコンバージョンに至ったユーザーを集めたコンバージョンリスト等、配信状況にもよりますが、このように複数作ります。
そして、このオーディエンスインサイトは、このオーディエンスリストを分析するような機能となります。
リマーケティングリストに入っているユーザーはどのような年齢層が多いのか、性別は男性が多いか、女性が多いかといったイメージです。
そして、このオーディエンスインサイトから、関連性の高いオーディエンスとして、GDN側からおすすめのアフィニティのカテゴリとインテントのカテゴリが表示されます。
アフィニティやインテントといったオーディエンスリストを使用して広告配信を進めてみたいものの、どのカテゴリが良いかわからないといった場合には、通常のリスティング広告の配信などを通じてデータを溜めたのち、このオーディエンスインサイト機能を活用するのも良いでしょう。
分析するということで、ある程度、分析対象となるオーディエンスリストのボリュームは必要になりますが、《コンバージョンリストの分析結果からおすすめされるカテゴリであれば広告の効果を高めることが期待》できます。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか。
集客の方法としてWeb広告を活用する場合、いかにターゲティング機能をうまく活用するかが非常に重要となってきます。
今回、ご紹介したGDNのアフィニティやインテントといったターゲティング機能を活用すれば、可能な限り自社の商品やサービスに興味・関心を抱いているユーザーに対して広告を配信することができるため、集客方法について模索している場合には、ぜひ、実施してみてください。
集客に使えそうなことはわかったけど難しそうでできそうにない、このターゲティングも良さそうだけど自分たちの商品・サービスに適したターゲティングは他にはあるの?と気になった場合には、お気軽にご相談いただければと思います。