今さら聞けないホームページとウェブサイトの違いって何?って曖昧にされている方のために今回はホームページとウェブサイトの違いについてまとめさせていただきました。
「上司がホームページって言っているけど、それはLPですって指摘しづらい・・・」
「ホームページって最近いわないですよね?」
「とはいえ、ホームページって何か説明できない・・・」
なんて悩まれている方は改めその違いを整理しておくと良いかもしれません。
ホームページやウェブサイト、ランディングページという用語を適切に使えると、ウェブマーケティングのPDCAもスムーズに行えるようになるはずです。
是非一度、参考にしてみてください。
【目次】
- ホームページとウェブサイト
- ホームページとは
- トップページとしての「ホームページ」という用語
- 《ホームページ》と併せて押さえておきたい《ランディングページ》とは
- ウェブサイトの役割とランディングページの役割を明確にする
- まとめ
➀ホームページとウェブサイト
インターネットとマーケティングの話をするうえで欠かせないのが
「〇〇ページ」
です。
〇〇ページに当てはまる言葉は
・ホームページ
・ウェブページ
・ランディングページ
などがあります。他にも同じようなものを表す言葉として
・ウェブサイト
・コーポレートサイト
などの「サイト」を使った言葉があげられるのではないでしょうか。
これらの言葉は担当者によって定義が違っていたりするので、
同じものを指しているのか、別のものを指しているのか分かりにくく、
曖昧のまま会話を進めてしまうことも少なくありません。
しかし、ウェブマーケティングを進めていく場合は、
この認識の違いが大きな誤解に発展することもありますので、
できるだけ用語を統一しておくことが望ましいでしょう。
ちょっと自信のない方は、是非参考にして見てください。
◆ホームページとは
ホームページもウェブサイトも基本的には同じものを指しているといっていいでしょう。
特にインターネット黎明期から活躍されてきた方ほど、
「ウェブページ」や「サイト」ではなく「ホームページ」という言葉を使っているのではないでしょうか。
このような場合は、「ホームページ」とは、ウェブサイト全体を指す場合が多いです。
しかし、ホームページには狭義の意味合いで特定のページを指している場合がありますので、
「ホームページ」というように表現されている場合はウェブサイト全体を指しているのか、特定のページを指しているか注意して判断する必要があります。
◆トップページとしての《ホームページ》という用語
《ホームページ》とは、本来ウェブを起動した際に一番最初に表示されるページのことを指すものでした。ユーザーがWebで行動する起点となるページが《ホームページ》です。
企業のコーポレートサイトにも「ホーム」というタブが用意されていて、そこにリンクされているのが《ホームページ》となります。
この場合、《ホームページ》は《トップページ》と呼ばれることもあります。
インターネットが普及し始めたころには、ポータルサイトなどからの流入で、ウェブサイトのトップページからユーザーが流入してくることがほとんどでした。ですので、インターネット上に企業の情報を載せることを
「会社のホームページを作る」
という表現したとしても、大きな認識の違いはありませんでした。
ですが、インターネットの検索機能が向上し、ユーザーが企業のウェブサイトを訪れる際にトップページ以外から流入することが増えるにつれ、その下層ページの重要性が高まってきました。
◆《ホームページ》は特定のページを指すときに使おう!
ウェブマーケティングの効率を高めるためには、それぞれの個別のページについて深掘りして改善をしていく必要が出てきたので、昔のような感覚でホームページという言葉を使ってしまうと、トップページのことを指しているのか、ウェブサイト全体のことを指しているかが分かりにくくなってしまいます。
現在では、サイト全体を指す場合は《ウェブサイト》、サイトの階層の一番上のページを指す場合は《トップページ》とホームページという言葉以外で使い分けたほうが良いといえます。
特にウェブ関連の方と話をする場合は、誤解を招きやすい言葉を使用しない方が余計なトラブルを避けスムーズに作業を進めることができますので「ホームページ」という言葉を使う際は注意しましょう。
②《ホームページ》と併せて押さえておきたい《ランディングページ》とは
ウェブマーケティングの話をウェブ担当者の方と進めていくうえで、もう一つ重要なウェブページがあります。それは、
《ランディングページ》
です。
ランディングページとは、本来ユーザーが最初に訪れるページのことを指す言葉でしたが、インターネット広告などの受け皿用のページとして活用される特殊な縦長のページのことを指すことが一般的です。
ランディングページでは、通常1つの目的のために情報が構築されています。
会社の取り組みを網羅的に紹介するウェブサイトのように、ページを遷移させて情報を伝えるのではなく、1つのページで情報を適切な順序で伝えることで、ユーザーのアクションを誘導しやすくしてあります。1つのページをスクロールさせ情報を読み進めてもらう構成のため、縦長の構成になる場合が多くなります。ランディングページでは、このようにして他ページへのリンクを極力少なくしてあるのが特徴です。
⇒ランディングページの活用方法についてもっと詳しく知りたい方はコチラ
ランディングページのコンバージョン率(CVR)を改善するためには
◆ウェブサイトの役割とランディングページの役割を明確にする
現在、ユーザーがインターネット上で出来ることは、どんどん広がりを見せています。その分、必要とされる知識や技術も複雑化してきているのですが、ウェブマーケティングを成功させるために重要なのは、それぞれのウェブページの役割を明確にしておくことです。
特に目的ごとにランディングページを用意することでウェブマーケティングの成功を早めることができるかもしれません。ランディングページは上述にあるように、
・会員登録
・問い合わせ
・資料請求
・商品購入
などなど、特定の目的のために制作されたページです。
特定の目的があるため、ページ内での情報の構築がしやすくなり、スムーズに目的まで誘導することができます。
一方で、コーポレートサイトのトップページ(ホームページ)などでは様々な意図を持ったユーザーが閲覧するため、1つの目的のみを訴求するわけにはいきません。どのようなユーザーが閲覧したとしても、それぞれのユーザーの目的にたどり着きやすい導線設計が求められます。
一般的にそれぞれのページの役割は下記のように整理されます。
・ウェブサイト(コーポレートサイトの全体として)⇒企業全体の情報やイメージを構造的に伝える
・トップページ⇒企業イメージを伝えるとともに様々な目的に誘導するための交通整理
・個別のウェブページ⇒トップページから流入してこないユーザーのための入り口対策
・ランディングページ⇒資料請求や購入完了など特定の目的を達成させる
それぞれのページの役割を明確にしておくことで、ページごとの課題や改善点も発見しやすくなるため改善スピードが早めることができます。是非参考にしてみてください。
③まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は《ホームページ》と《ウェブサイト》の違いについてまとめさせていただきました。《ホームページ》という言葉にはウェブサイト全体を指して使われている場合がありますが、ウェブ担当者と話をする場合は、「ホームページはホームに設定しているページ」として区別するようにしましょう。サイト全体を指す場合は《ウェブサイト》や《コーポレートサイト》といった言葉で伝えたほうが、間違いが起こりにくいといえます。
《ホームページ》をはじめ、それぞれのウェブページにはそれぞれの役割があります。
それぞれのページの役割を明確にするためにも、《ホームページ》という言葉は気をつけて使った方が良いでしょう。それぞれのページの役割を明確にしておくことで、ウェブマーケティング全体の効果を高めていくことができますので、皆さんもぜひ、それぞれのページの役割を今一度整理してみてください。
ウェブページが煩雑になりすぎてどこから手をつけていいのかわからない・・・
という場合には是非ご相談ください。