今や小学生男子のなりたい職業No1にまでなったユーチューバー・・・
このことからも見て取れるように、youtubeは既に生活の一部となった動画プラットフォームといえます。特に近年では、若者を中心にテレビ離れが進んでおり、テレビCMに変わる広告手法としてyoutube動画広告を活用される企業も増えてきています。
「youtube動画広告ってCMと同じなの?」
「認知動画って結局効果あるの?」
「動画で何を伝えたらよいかわからない・・・」
まだyoutube動画広告を活用されていないけど、いろいろ気になっているウェブマーケティングの担当者様のために、今回はyoutube動画広告についてまとめさせていただきました。
是非参考にしてみてください。
【目次】
- Youtube動画広告とは
- Youtube動画の基本フォーマット
- TrueViewインストリーム広告
- TrueViewアクション広告
- バンパー広告
- 動画広告の目的と広告フォーマットの設定
- 認知ステージと動画広告フォーマット
- 検討ステージと動画広告フォーマット
- 行動ステージと動画広告フォーマット
- まとめ
①Youtube広告とは
2018年現在で、日本における18歳以上のYoutubeの月間利用者数は6,200万人と言われており、10代~60代以上まで、幅広いユーザー層に利用されています。
Youtubeは動画配信のプラットフォームですが、最近では検索エンジンとして利用されることも増えており、例えば商品をインターネットで購入しようとする際に、商品の追加情報をYoutubeで検索しているユーザー行動が注目されています。
youtube広告では、年齢や性別などのデモグラフィック情報の他、配信されるエリアや閲覧しているユーザーの興味関心に合わせてターゲティングすることができるため、テレビCMと比較しても細かくターゲティングできることが、その魅力のひとつでもあります。
②Youtube動画の基本フォーマット
Youtube動画広告には3つの配信フォーマットがあります。
それぞれのフォーマットによって課金形態や、ユーザーに表示されるタイミングが異なりますので、
動画広告の目的に合わせてフォーマットを選ぶことが重要です。
◆TrueViewインストリーム広告
TrueViewインストリーム広告は、ユーザーが動画を視聴する前や動画の途中に配信される広告になります。広告が流れ始めて5秒経過すると、ユーザーはその広告を最後まで視聴しなくてもスキップすることができるようになります。
ユーザーが30秒動画を閲覧した場合や、広告をクリックした場合に視聴と計測され、
課金の対象となります。
TrueViewインストリーム広告では、上限広告視聴単価制(CPV)と1,000回あたりの表示回数を支払う目標インプレッション単価制(CPM)の課金形態があります。
◆TrueViewアクション広告
TrueViewアクション広告では、「資料請求」、「もっと詳しく」などのように行動を促すフレーズを追加できるフォーマットです。インストリーム広告の再生中と最後に行動喚起のフレーズが表示され、よりコンバージョン獲得を目的とした広告フォーマットといえます。
機械学習を活用しており、よりコンバージョンに至りやすいとされたユーザーに対して積極的に配信されます。
閲覧開始から5秒後にスキップできるのは、TrueViewインストリーム広告と変わりませんが、
10秒以上の再生、もしくはクリックをした場合に視聴と計測されます。
TrueViewアクション広告では、目標コンバージョン単価制、コンバージョン数の最大化の入札戦略が使用できます。
◆バンパー広告
バンパー広告は、6秒以内のスキップができない広告フォーマットです。TrueView広告とは全く異なる広告フォーマットであるため、TrueView広告と併せて活用していくことで相乗効果が見込めます。
バンパー広告では、短いメッセージでユーザーへアピールする必要があります。
バンパー広告では、上殿インプレッション単価制、目標インプレッション単価制の課金形態が選択できます。
※広告はスキップができないため、視聴回数は計測されません。
③動画広告の目的と広告フォーマットの設定
Youtubeで動画広告を始める際に注意しなければならないのは、
広告を配信する目的と広告フォーマットの選択を併せて考えるということです。
広告フォーマットによっては、入札戦略など設定できない配信方法があるため
広告フォーマットの選択を間違ってしまうと、思ったように効果を得られないこともあります。
広告配信の目的を考える際に役に立つのが《ファネル》という考え方です。
Youtube広告を配信する際に考えるべきファネルは大きく3つあります。
- 認知
- 検討
- 行動
それぞれの階層で適切なフォーマットや有効なターゲティングは異なります。
◆認知ステージと動画広告フォーマット
認知のステージでは、ブランド認知を高めるとともに、ブランドへの好意度を増幅させることが求められます。できるだけ多くのユーザーに動画広告を見てもう必要があるため、ターゲティングをあまり細かく設定しないことが重要です。
認知のステージでは、バンパー広告やTrueViewインストリーム広告を活用してできるだけ多くのユーザーに視聴してもらうとよいでしょう。
広告の効果を計測するKPIには表示回数や視聴回数など、どれくらいのユーザーに対してリーチできているのかを示す指標にしておいた方が広告の効果を判断しやすくなります。
◆検討ステージと動画広告フォーマット
検討のステージでは、自社の商品やサービスを検討しているユーザーの他、競合他社の商品やサービスも検討しているユーザーに広告を配信します。カスタムオーディエンスなどのターゲティング機能を活用し、競合他社のウェブサイトなどに興味関心のあるユーザーをターゲティングすることで、競合他社を比較検討中で、かつ、自社の商品やサービスを知らないユーザーに対しても効率的に広告でアプローチすることができます。
検討のステージでは、TrueViewインストリーム広告を活用すると良いでしょう。
※TrueViewアクション広告の場合、目標コンバージョン単価制での入札形式になってしまうため、より行動を起こしやすいユーザーへの限定的な配信となってしまいます。
検討のステージで広告を活用する場合は、表示回数や視聴数の他、クリック数やクリック率などユーザーの反応をKPIとして見る必要があります。フォーム到達などマイクロコンバージョンの計測も活用しサイト上での行動と併せてみることで、より効果的に分析することができます。
◆行動ステージと動画広告フォーマット
行動のステージでは、購入や申し込みなど、ユーザーのアクションを目的とします。
TrueViewアクション広告の広告フォーマットでは、「資料請求」、「もっと詳しく」のユーザーのアクションを促すボタンが追加できるほか、入札戦略も目標コンバージョン単価制、コンバージョン数の最大化となっているため、コンバージョン目的に特化した広告配信ができます。
カスタムオーディエンスによる競合他社を比較検討しているユーザーのターゲティングの他、
自社のサイトを一度は訪れたもののそのまま離脱してしまったユーザーへのリマーケティングと併せて配信していくことで、よりコンバージョン重視の広告運用が可能になります。
④まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、Youtube動画広告の基本フォーマットと、ファネルごとの適正な設定についてご紹介させていただきました。冒頭で紹介した通り、ユーチューバーという職業が注目されてきていることに加え、たくさんの芸能人などの著名人がYoutube動画を活用した活動を展開してきています。
このことからもYoutubeという動画配信プラットフォームが、今後もユーザーの生活導線に大きく影響してくることは間違いないといえるでしょう。
Youtube動画広告を活用することで、テレビコマーシャルなど巨額な広告予算がなくても動画広告を配信できるようになりました。また、インターネット広告ならではのターゲティングも可能で費用対効果を可視化しながら広告運用をすることができます。
まだyoutube動画広告を始めていないという方は、Youtube広告を活用し、新しいユーザーの獲得を始めてはいかがでしょうか。
もし、ターゲティングの考え方がわからない場合はお気軽にご相談いただければと思います。